109シネマズ名古屋で「STAND BY ME ドラえもん」を観る。「ドラ泣きしませんか?」と言われたら、絶対したくないと思うのがボク。これは作品とボクとの戦いだ。…結果、泣くことはありませんでした。ボクの勝ち! いや、泣かなかったのはこれが「リミックス作品」だからです。
大ヒット上映中!|映画「STAND BY ME ドラえもん」公式サイト
東京の郊外に暮らす運動オンチで勉強もできない少年、のび太。ある日、22世紀から子孫であるセワシがドラえもんと一緒にタイムマシンでのび太を訪れる。のび太が作った借金が原因で、セワシのいる代まで迷惑をこうむっていた。そのためセワシは、のび太のために世話係のネコ型ロボット・ドラえもんを連れてきたのだ。こうして、のび太はドラえもんと暮らすことになり……。
引用元:映画『STAND BY ME ドラえもん』 – シネマトゥデイ
「リミックス作品」とはボクが勝手に名づけたものです。いろんな作品をひとつのものにまとめたもの。元ネタが分かっているから、ストーリーがどうなるかも分かる。
つまり、ボクみたいに原作を読んでいる人にとってこの作品は、ストーリーが分かっちゃっているものなのです。てんとう虫コミックスに載っているいろんな作品がそのまま映画になっているんだから、ここが泣き所で、このあとこう展開して…なんてことが分かっちゃう。
でも、リミックスで言うところの「つなぎ」がうまい。数あるひみつ道具の中から今回のストーリーに合うものを選んでいるのを観ると、ドラえもんの世界を相当理解していることを感じる。あのひみつ道具のストーリーを入れたのは「ほお!」と思ったもの。
スクリーンを観ていたのに、不思議だった。ボクの頭の中に浮かぶのはマンガのコマ割り。動いている映像ではなく、止まっているもの。小さい頃に読んでいたものが何十年経った今でもよみがえってくる。
だから、その時に読んでいたマンガの構図と今スクリーンに映っているシーンをずっと比べてしまった。その勝負に、頭の中のマンガが勝ち続けている。ドラえもんのコマ割りってすごく計算されていたんだなあ。
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